Column
2025/04/27 00:00
小さなお店の、新しいはじまり

はじめまして。
「Hug Beally(ハグベアリー)」です。
このたび、たくさんの想いを込めて
小さなウェイトベアのお店をオープンしました。
大切な人へ、特別な気持ちを届けたいとき。
言葉では伝えきれない
「ありがとう」や「だいすき」を
テディベアに込めてそっと届ける。
そんな存在になれたらいいな、と思いながら
ひと針ひと針丁寧にお作りしています。
Hug Beallyのはじまりは、
1着のウェディングドレスがきっかけでした。
私はちょうど1年前の今日(2024年4月27日)、
自身の結婚式を挙げました。
その時に着たウェディングドレスは、
母が半年かけて仕立ててくれたもの。
世界にひとつだけの、大切な一着です。
実は私がまだ幼い頃、
母は小さなウェイトベアのお店を営んでいました。
ネットショップがまだ珍しかった時代に、
花嫁さんやママさんへ、
ひとつひとつ心を込めてベアを届けていました。
けれど、私の成長と共に生活は忙しくなり、
そのお店は静かに幕を閉じました。
お店は無くなってしまっても、
裁縫が大好きな母の姿は私の中に強く残りました。
いつしか、自分が結婚式を挙げるときは
母にドレスを仕立てて欲しいと願うようになりました。
そして迎えた、あの日の結婚式。
幼い頃から憧れた
”母が仕立てたウェディングドレス”を着て
大切な人たちと過ごした時間は、
言葉に表せないかけがえのない時間でした。
あの時感じた喜びを、今度は誰かに届けられたら。
母の得意な裁縫と、私の想いを掛け合わせて
もう一度、あの小さなお店をふたりで始めようと決めました。
それが、Hug Beallyの新たな始まりの物語です。
これから、こちらのコラムでは
制作の裏側や、ベアたちに込めた想い、
ちょっとした日々のことなどを
少しずつ綴っていきたいと思っています。